酸化タングステンナノロッドは、ナノ透明断熱塗料の製造に使用することができる。では、原料の酸化タングステンナノ粉末はどのような方法で製造できるのでしょうか。
溶媒熱法例えば、ある専門家は溶媒熱法により、n−プロパノールをアルコール溶媒とし、反応温度を200℃、反応時間を24h、溶液モル濃度を10mMとし、酸化タングステン（WO3−X）生成物を製造し、そのSEM形態を観察し、反応により生成された酸化タングステンナノ粒子の形態は直径が約数十ナノメートル、長さが約100−150nmのナノロッドであり、このナノロッドのサイズは均一であることを発見した。
詳細については、次のページを参照してください。
http://tungsten-oxide.com/japanese/index.html
同時に、専門家も溶液モル濃度（15mM、25mM）を変えて酸化タングステンナノ粒子を製造した。溶液モル濃度が15mMの場合、得られたナノ粒子は、長さが約300~500nm、断面直径が約150nm程度で均一性が良い分散度の良い紡錘状ナノロッド粒子として成長した。溶液モル濃度が25mMの場合、反応により得られるのはナノロッドが互いに凝集し堆積した酸化タングステンナノ粒子である。
